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孔子学院 米市民が「ノー」――中国からの資金援助を拒絶した理由

2010年09月22日

【新唐人2010年9月23日付ニュース】アメリカの南カリフォルニアで開講した「孔子クラス」ですが、住民は「共産党の思想を注ぎ込んでいる」と不信を抱き、ある行動に出ました。

南カリフォルニア・アシエンダの教育委員会は、9月初旬、公開会議の場で、中学校開講のための中国の資金援助を拒否すると発表しました。
 
地元の責任者は…
アシエンダ学区の主任 バーバラさん
「まず中国政府が教師を派遣しないこと、2、中国の資金援助も断ります。3、サンディアゴの大学と協力し、4、中国が提供した教材をもう1度検討します」
 
今年1月、教育委員会は中国の毎年250万円ほどの資金援助と教師の派遣を受け入れることを決定。しかし、市民からは「共産党の思想で洗脳されるのでは」という疑念が渦巻きました。
 
最も強く反対するのはバスケット男子の元中国代表の陳凱さんなどです。陳さんは、その教材を見て強いショックを受けたそうです。
 
例えば、天安門の写真には共産党の標語が掲げられ、毛沢東の肖像もあります。もし中国からお金をもらえば、天安門事件などの真実を伝えられるのかと疑問を抱きます。
 
バスケ元中国代表 陳凱
「孔子クラスは非常にあくどいです。中国政府は保身のため、中国人だけではなく、孔子学院を世界に広めて、世界の人を麻痺させて、善悪の判断さえ、できなくさせます。お金だけです」
 
クラマーさんは、中国政府が共産党の思想をアメリカの次の世代へと注ぎ込むのを強く案じます。
 
中国政府が今、世界で「孔子学院」を開講している点について、陳さんも不安を募らせているそうです。
 
バスケ元中国代表 陳凱
「米国人は知りませんが、多くの毒がまぎれており。例えば教材、有毒な物が多いです。私はこれを見たので、立ち上がりました。人としての良心からです」
 
中国からの資金援助を断る例は、ノースカロライナ州でも起こったそうです。
 
「聖人」と尊ばれる孔子。儒教の基礎を築いた教育家、思想家であり、「仁・義・礼・智・信」といった中国人の道徳の規範を打ち立てました。
 
2004年から、中国政府は巨額を投じて「孔子学院」を世界各地に設立しました。本来、共産党の思想とは無縁の歴史的人物が、共産党に利用されているかのようです。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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